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新NISA(ニーサ)の積立で最も高いパフォーマンスをたたき出せる投資法3選!シミュレーションも

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こんにちは、投資つみたてシミュレーション大好き城寝子(@nyaw_loading_22)です。

 

過去のデータを見ながら未来もこうなってほしいと希望的観測たっぷりにシミュレーションしてその結果にニヤニヤする。まさに「捕らぬ狸の皮算用」とはこのことかと思うわけですが、そうはいってもこういう時間が意外と投資の楽しみの一つだったりするので無駄な時間といわれても何となくやってしまいますよね。

 

今回のトピックは、新NISAが話題になった時あたりから「つみたて投資か?年初一括投資か?」という疑問が議論されていました。その件について考察しつつ、そのどちらでもない新しい選択肢はあるのか検証していきたいと思います。

 

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城寝子@NYAW LOADING (@nyaw_loading_22) / X

毎月つみたて投資か?年初一括積立か?

この議論に関してまだよくわからない位という人向けに簡単に解説します。

 

月々のつみたて投資のメリットは毎月定額でコツコツ総投資額が増えていくので、比較的キャッシュが少ない方でも自身の収入から無理のない範囲で始められる他、ドルコスト平均法により下落局面では口数を多く購入でき、高い時には口数が少なく購入されるため長期的に平均化された購入単価で比較的低リスクな投資といわれ人気です。

 

一方、理論上将来にわたって指数が右肩上がりの場合、つみたて投資は安い時にたくさん一括で買えていたら得られていた利益の機会を一部逃すため、キャッシュがある人は年初に一括投資していった方がいいよねという年初一括投資派の意見もあります。

 

実際のチャートを見てもらえればわかる通り、現在定番のインデックス投資である米国のS&P500やNASDAQ 100といった指数も〇〇ショックを数回乗り換えてなお、右肩上がりで推移してますのでチャートでいうところの一番左、とにかく最初期にいくら資産を投入していたかがカギとなるわけです。

Google Financeより引用

Google Financeより引用

つみたて投資(月々)と年初一括積立でどの程度差が出る?

 

実際気になっているのは皆さん此処ですよね。

まず年初とか関係なく投資開始したその月に全資産投入して、その後一切追加入金がなかった場合、前章で貼り付けた画像にもある通り、例えばS&P500の指定期間であれば27倍つまり100万円初期投資したら2700万円になりますってことですが、今ここで話しているのはそういう一括投資ではなく、毎月コンスタントにつみたてていくか、年初に12か月分ブッ込むかで比較したいわけです。

 

以下前提条件となります。

・今回の検証対象は日経平均/TOPIX(そのうちS&P500もやりたい)

 

・期間は2007年1月から2023年12月31日まで。リーマンショック級の景気後退時より少し前くらいから積み立て始めた場合でもプラスになるのか検証したい

 

・月〇万や年間〇〇万といった定額購入ではなく、それぞれ日経平均/TOPIXのその時の株価を1口としてつみたてであれば毎月始値で1口、年初一括であれば毎年1月始値で12口一括といった定数購入したケースとして想定し検証

 

検証結果がこちら。

(BTDについては後程説明)

 

データ量が膨大な中はじき出したのでもしかしたら漏れがあったりなどで完全に正確なデータではないかもしれません。あくまで参考値として見ていただければと思います。

 

見てみると日経平均/TOPIXともに年初一括投資が若干投資成績が上回る結果に。

日経平均では今日にいたるまで月間積立なら204か月連続つみたてで85%超、年初一括であれば17年分つみたてで+90%近くまで評価額を伸ばしておりその差は約2%。

 

TOPIXに至ってはどちらを選択して投資しても差は2%にも満たない結果になりました。

データ取得期間が2007年1月から2023年12月までという約17年間の長い期間であることを加味すると年初一括に軍配が上がるものの、正直誤差程度の損益率の差にしかならず悩むくらいならとっとと月々つみたてでできる範囲で投資を1日も早く始めるべきというのが少なくともこの章での結論です。

 

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毎月つみたてと年初一括積立以外に選択肢は?

ではこれ以外の選択肢はないのか?ということで検証したのがいわゆる押し目買い(”Buy The Dip=BTD”)です。

相場においてどこが明確な底だったか、これに関しては未来になってみないと誰にもわかりません。

 

とはいえ、指数において一定率下がったら買い増しするスタイルはもしかしたらつみたてに対してアウトパフォーム出来るのではないか?と仮定した上で検証してみることにしました。

 

以下前提条件となります。

・BTD:日経平均/TOPIXそれぞれ前日比マイナス2%指値を置き、ささった回数と現在の評価損益率を計算。なので約定価格は前日終値比マイナス2%

・BTD2:日経平均/TOPIXそれぞれ前場中価格が前日比マイナス2%を超えた際に、大引け時(15時)の価格で発注し約定した回数とその評価損益率を計算(ETFでいわゆる引け成発注)。なので約定価格はシグナル発生日の当日終値

 

 

途中でリーマンショック東日本大震災、コロナショックを経て前日比̠マイナス2%で自動的にナンピンし続けてきたとするシミュレーション結果が上記になります。

 

概ね各指数ともに年初一括投資をし続けた場合と比較しても15%以上のパフォーマンス向上となりました。

 

下記が各条件ごとの評価損益率推移になります。(2007年1月1日~2023年12月31日)

小さくてわかりづらいと思いますが、青いライン(BTD)のみ若干差がついていてつみたても年初一括もほぼ重なって差がありませんね。

日経平均条件別つみたてシミュレーション

TOPIX条件別つみたてシミュレーション

 

ただBTD手法で自動的に買い付けていった場合、回数が毎月積み立てした場合の回数を超える(株式市場のショック時連日買い付けることになる為)のでこの仮説での手法を確立するのであれば、前日条件通りに約定した場合は翌営業日条件価格の値幅拡大(マイナス3%とか4%とか)にするロジックは組み込む必要があるのかなと思いました。

 

ところで、前日比̠マイナス2%ときいて何かピンとくる人はいませんか?

 

日銀のETF買い入れ政策です。時勢によって買い入れ額やどの程度の変動幅で買入するかは変化してきたようですが、現在はTOPIX前場の急落が̠2%に達した場合TOPIXETFを買い付けするといわれています。

 

それで今回の検証に至ったわけですが、どうせなら日経平均も検証対象に加えようという経緯です。

 

本章の結論としては、日本株式指数において前日比̠マイナス2%が長期的な観点から見ると”BTD=押し目買い”として機能していたと言えなくもないという結果になります。

 

今後この前日比̠マイナス〇%̠で自動買い入れが米国株価指数などでも機能するのか検証を進めていきたいですね。個人的にはNASDAQ 100とか前日比̠̠マイナス3%くらいで買っていったら面白い結果が出るんじゃないかと推論しています。

 

とはいえ株式市場がいつ急落するのはそれこそ誰にもわからないことなので、堅実に積立しつつ新NISAの成長投資枠などで市場が下がった時に指数を買い増すという戦略でいくのがよさそうと言えます。

 

定率の押し目が存在するなら自動売買は有効?

もし前日比̠〇%で買い付けが有効ならば、今後アップしたい記事としては最近このブログでも扱っているトピックである楽天証券ユーザーであれば全員無料で使用可能(Excel上で)な楽天RSSを活用して自動買い付けが可能なのかどうか。

 

nyaw-loading.hatenablog.com

nyaw-loading.hatenablog.com

 

これに関しては実装すること自体は可能そうです。ただ勿論それで確実に投資で勝てるというものをここで保証することは一切ありません。また今回の推論はあくまで指数に対する仮定ですので、個別株で同じことをやって大損しても誰も責任を取りません(指数でやっても責任取りませんが!!)。そもそもストップ安が存在する個別株で数%の下げがナンピンポイントになるかどうかなんて誰にもわかりませんよね。

 

なので東証日経平均TOPIXで配当込みのETFが上場してますのでそのあたりを使うことにはなりそう。

 

時間がある時にそのあたりの楽天RSS関連の記事を更新しようと思いますのでその際はまたお読みいただけると励みになりますのでX/Twitterをフォローいただいてお待ちいただけるとありがたいです。

 

城寝子@NYAW LOADING (@nyaw_loading_22) / X

 

まとめ

今回の記事ではつみたてと年初一括投資における両者の実績の違いに加えて新しい選択肢として適切なポイントでの押し目買い=BTD”をするとつみたてと年初一括投資をアウトパフォームできるのかを調査してきました。

 

結論でいえばイエスでしたが、歴史上の統計データ見たら結果的にそうなったというだけで、将来的にも日経平均/TOPIXを前日比̠マイナス2%で脳死的に買い付けておいしい思いが出来るという保証もありません。

 

資産的にも会社員であれば誰しもお金いっぱい持っている人ばかりではないので、毎月積み立てで十分高いリターンが得られるのはこの記事での検証結果をご覧いただければわかったのではないでしょうか。

 

そのため経済的余裕があって新NISAの成長投資枠等を活用できる人はBTDを戦略的に行えばいいと思いますし、そうでなくてもつみたて投資枠を無理なく使って将来の資産形成をしていこうということが読んでくださった方に伝われば幸いです。

 

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

また次回お会いしましょう(@^^)/~~~